図書館に行く(建物見学)
本日、地域の新しくできた図書館に行った。
本ではなく、図書館を見に行ったのだが、最近の図書館スゲーと思ったのでここに書き留めておく。
1.本を読む人だけじゃない
いろんな人たちが図書館にいた。
・本を読みに来た人
・勉強している人
・パソコンを持ち込んで作業しに来た人
・カップルで観光に来た人
・カフェでくつろぎに来た人
・働いている人
・建物を見に来た人(わたし)
作業や勉強しに来た人が多かったのが特徴的だ。
これには社会的理由があると思う。
まず、公共の場で作業できる「場」が減っている事。
従来からある学校の自習スペースや図書館、喫茶店は開館(営業)時間が少なくなった。
席数が少なくなったこともあり、使用者の居心地は悪くなったと言える。
こんな世の中では、「公共で居心地がいいワークスペース」が求められるのも必然と言える。
この図書館には至る所にそんな「場」が用意されているためか、空いた席というのはほとんど見当たらなかった。
個人的には、仕事帰りに図書館に寄って記事を書くのも悪くなさそうだ。
2.それぞれ思い思いに過ごす人達が写真になる
Louis Kahn(ルイス・カーン)が設計した「Phillips Exeter Academy Library(フィリップス・エクセター・アカデミー図書館)」という図書館がある。
内観がかっこよくて、いつか行ってみたい図書館なのだが、その図書館の魅力について説明したい。
それは、図書館で過ごす人が絵になる、ということです。
調べていただきたいが、当図書館には円形の開口が開いたコンクリート壁があり、その開口の向こうには図書館で過ごす人が見えるのだ。
おそらく、図書館で過ごす人は良い絵になるのでは?と考えていたのだが、今日図書館に行って確信に変わった。
図書館で思い思いに過ごす人というのはとても良い景色になる。
歩く人もいれば止まっている人もいる。
話す人もいれば読書に勤しむ人もいる。
まるで街を俯瞰して見ているかのような感覚だった。
とても居心地の良い体験ができて満足である。
3.本が展示されている
図書館で本が博物館のように展示されているのは稀だと思う。
今日行った図書館では様々な展示ケースが置いてあり、まるで一つ一つが芸術作品かのように展示されていた。
本の表紙を前にして置いてある本棚も多かった。
本と人をつなげるための空間、いうなれば「親本空間」がそこにはあった。
本に苦手意識があってもそのような図書館に行けば本が好きになるんじゃないか、と思った。
ところで、今後は「展示ケースで如何に本を魅力的に表現できるか」なんていうデザインコンペが行われるのかもしれない。
それを図書館の運営が審査して実際に図書館内で展示する、とかだと面白そうに感じるのは私だけだろうか?
美術館みたいな要素も入ってきて一層複雑化しそうではある・・・
4.【まとめ】今度は本を読みに図書館に行きたい
図書館へ、建物を見る目的で行くと、本を読む気になれなかった。
確かに本の主張は強いが、「今はいいかな・・・」と思った。
それより、なんて綺麗な図書館なんだ!パシャパシャ!といった感じである(図書館のルールに従って写真撮影をしましょう)
今後この図書館がどんな図書館になるのか、とても楽しみである。
今度は本に触れる目的でこの図書館に足を運びたいものだ。
おわり。