CD派の私の意見(音楽の楽しみ方)
音楽を楽しむ時、人によって楽しみ方は千差万別だと思う。
ここで整理したいのは、同世代でCDの魅力を知っている人が少ないんじゃないのか、という個人的な疑問である。
ここでは、現代の楽しみ方として一般的なサブスクでの音楽と比較して、CDの良い所を語ってみようと思う。
1.やはり一番のメリットは形に残せる点だと思う
私の話で申し訳ないのだが、本棚にCDケースを入れている。
いろんな本が並んでいる中に今まで聴いてきたCDが並んでいるのを見るのが好きだ。
本棚全体で見るとやはりそこは異様な空間があり、そこに目を向けるとそれぞれのCDが激しく主張しあっているようで雑多としているが、一個一個に集中してみると買った当時の思い出が湧いて出る。
こういった感情を文で表現しようとすると難しいが、本棚が賑やかに感じて素敵だなと思う。
よく本棚は人生だという人がいるが、音楽も人生を彩るものであるし、思い出を記録するメモリとしての媒体がCDなら、本棚に入っているのも不自然ではないように思える。
少しのお金と勇気を出せば人生レベルで素晴らしい作品を手にすることができるので、私はこれからも積極的にCDを買っていきたい
(金銭面ではやはり厳しいところがあるのでブック〇フにはこれからもお世話になることだろう)
スマホで音楽を一時的に楽しむのとは違った喜びがそこにあると思っている。
2.これから聞く音楽を決定する楽しみ
youtube等のおすすめ欄、ランキングコーナーにお世話になっている人は存外多いと思う。
そこから知らない曲に触れていくのも今ならではの音楽の楽しみ方だ。
私もつい最近までそういう使い方をしていたのだが、それはあまりにも受け身な音楽の楽しみ方だと気づいた。
この楽しみ方の欠陥は、以下のような事だと考える。
運営「この曲が最近のトレンドだよ、
君はこういうのが好きなんだよね?
他の少し古臭い音楽や海外の曲は聞く必要ないよ、
君が好きなのはこういったジャンルの曲なんだからさ」
という押しつけ行為が潜んでいるのある。
音楽は本来ジャンルやランキングなんかで区切れるほど単純なものではないと思う。
また、流れに身を任せるようにして聴く音楽は、調べたり考えなくていい分、音楽そのものがもつ本来のパワーが失われているように感じる。
便利さと豊かさは相反するという事実がそこにはある。
一方、CDで音楽を聴こうとすると、何を聴くか考える時間が生まれる。
「今の自分が聴きたい曲はなんだろうか」「どっちのCDを流す方が今の状況にあっているだろうか」
私はこのこれから聞く音楽を決定するために考える時間がとても好きだ。
そういった経緯で実際に聞いてみての繰り返しの方が、一回一回の楽しみが増えて楽しい。
どうやら自分は、CDの方が性に合っているようだ。
3.人それぞれの楽しみ方あるから音楽が好きだ
とはいえ、世の全員にCDをお勧めしようとは微塵も思えない。
MVで楽しむ人や、実際にライブを聴きに行く人、演奏して楽しむ方法もある。
そもそも、音楽自体が地域の民族性や文化性に大きく寄るものだと思うので、この記事で取り上げた「音楽の楽しみ方」については多様性のある現状維持でいいのではないかと考えている。
しかし、CDの魅力は確かにあるので、ぜひ一度ブックオフなどで気軽に手に取ってもらいたいものである。
おわり。